【趣味のお話】コーヒー:コーヒー豆を燻製にしてみる

コーヒー

こんにちは。ヒトツメです。
最近、ただコーヒー豆を挽いて淹れるだけではなく、コーヒーにフレーバーを付けて飲む飲み方が少しずつ増えてきています。ウイスキーの樽で寝かせたバレルエイジドコーヒーなどがその代表ですが、今日は家庭でも比較的簡単にできる楽しみ方として、コーヒー豆を燻製にするやり方をまとめていきたいと思います。

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どんな味わいになるか?

実際の作り方に入っていく前に、コーヒー豆を燻製しておいしいのか?という話についてですが、これに関しては、正直なところ「好きな人は好き」という感じだと思います。やはり熱を加えることにはなるので、コーヒーの焙煎は進みますし、煙の感じと相まって、苦味は強くなります。なので、苦いコーヒーが苦手な人からすると、あまりおいしいと思える味ではないと思います。
香りに関しても、コーヒー本来の香りとは少し違った香りになりますので、純粋にコーヒーの香りを楽しみたいという方からすると、「余計な香り」となってしまうと思います。

一方で、コーヒーの香りと煙の香りの混ざった、複雑な感じを楽しみたいという方や、特に苦いパンチのあるコーヒーが好きだという方、普段のコーヒーに飽きてしまってひと手間加えたい方、こういった方々には、比較的受け入れられやすい味わいになると思います。
特にベーコンやスモークチーズなどの燻製した食べ物が好きだという方には、味と香りのバランスが取れるタイミングを見極めれば、本当においしく飲めると思います。

実際の作り方は?

前置きが少し長くなってしまいましたが、実際の作り方です。
燻製というと「煙もくもくで近所迷惑」なんてイメージもあるかもしれませんが、今回は熱薫と呼ばれる、温度を高くするやり方で、量的にも煙が大量に出るわけではないので、換気扇の下などで行えば、家中が煙の臭いに、なんてことにはならないのでご安心ください。

今回は、せっかくなので、コーヒーの出がらしを使って燻製を行っていきます。コーヒー豆をコーヒーで燻製なんて、冗談のような話ですが、きちんとできます。
1回分のコーヒーの出がらしをアルミホイルに広げ、中華なべや深めのフライパンなど、火にかけたままおいておいても大丈夫な容器に乗せ、とろ火にかけます。

徐々に水分がとんでいき、湿っぽい感じがなくなれば、100均などで売ってる、お鍋の中で蒸し物が出来る穴あきの落し蓋を乗せ、その上にコーヒー豆を乗せます。

あとは蓋をして、30分から1時間程度火にかけます。この時とにかく弱火で置いておくことが大事です。強火にしてしまうと、焦げてしまいコーヒー豆に変な香りがついてしまったり、コーヒー豆の温度が上がりすぎて、焙煎が進みすぎてしまうので、注意が必要です。

燻製が終われば火を止め、冷めるまで放置します。
冷めた状態で蓋を取ると、まだ燻製の香りが全体に残っていて、フワッと香りが昇ります。

さいごに

あとは燻製が完了したコーヒーをいつものように挽いて淹れるだけです。
ドリップしているときはそれほどでもありませんが、飲んでみるとしっかりとスモーキーなフレーバーと力強い苦みが口いっぱいに広がり、甘みが強い焼き菓子などと合わせると相性抜群です。

特別な材料も不要ですし、家であるものでできるので、ぜひ試していただきたいと思います。

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