【趣味のお話】映画:バトル・オブ・ザ・セクシーズ

映画

こんにちは。ヒトツメです。
映画の紹介は久々ですが、今日は「ラ・ラ・ランド」の主演で知られるエマ・ストーンが、実在のテニスプレーヤー、ビリー・ジーン・キングを演じた、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」という映画です。

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スポーツ伝記映画

この映画は、1973年に行われた、女性テニスプレーヤーのビリー・ジーン・キングと、当時既に55歳になっていた往年の男子テニスプレーヤーのボビー・リッグスの間で行われた「Battle of the Sexes」という、テニスの男女対抗試合に関する伝記映画です。
ビリー・ジーンというと、マイケル・ジャクソンの歌を思い出しますが、マイケルの歌と実在の手にスプレーやは全く関係がなく、こちらのビリー・ジーン・キングは、1970年に女子テニス協会(WTA)を立ち上げたメンバーの一人でした。
当時はまだまだ男性至上主義が根強く、テニスにおいてもその傾向は非常に強かったといわれています。たとえ女子の試合で満席になったとしても、「男子の方がパワフルで面白い」という理由で、賞金が男子の8分の1しかなく、そんな状況に不満を思った女子選手たちが立ち上げたのが、WTAでした。

対するボビー・リッグスは、男性至上主義の急先鋒のような人物で、そんなWTAの選手について、簡単にテニスの試合で倒すことができると豪語します。メディアの注目なども相まって、リッグスは興行としての男女対抗試合を思いつき、最終的にビリー・ジーン・キングと対決するといったあらすじです。

マイノリティへのエール

ここだけ切り取ると、ひと昔前の男女平等を求めた運動の一つを描いたもののように感じると思いますが、この映画はテーマとしてもう一つ、性的マイノリティについても取り上げています。ビリー・ジーン・キングは1973年当時、結婚していましたが、後に、自身がレズビアンであることを公言しています。

映画の中では、ビリー・ジーン・キングが自身の性的志向に気付いていく部分も描かれており、そこで生じる微妙な気の迷いが、試合にも影響してきます。
女性として活躍し、目立つ状況にありながらも、さらに自分の性的志向に気付いていき、このままでよいのかと葛藤していく主人公の想いが丁寧に描かれており、そういった観点でも、非常にメッセージ性の強い作品となっています。

さいごに

ちなみに、この映画では、WTAと一緒に行動するデザイナーとして、テッド・ティンリングという男性が出てくるのですが、このテッドも、ファッションや動き、セリフから、性的マイノリティであることを伺わせるようになっています。個人的には、テッドの役を、「チョコレート・ドーナツ」という映画で、社会的圧力と戦う、愛にあふれたドラァグクイーンの主人公ルディを演じた、アラン・カミングが演じたのは、非常に印象的でした。
こちらの「チョコレート・ドーナツ」も社会の圧力や性的マイノリティへの差別をテーマにした映画で、非常にいい映画なので、是非こちらも観て頂けると、個人的には、非常に嬉しいです。

映画『チョコレートドーナツ』 オフィシャルサイト
映画『チョコレートドーナツ』 オフィシャルサイト

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