【ビジネスハック!】天才から学ぶべきこと

仕事術

こんにちは。ヒトツメです。
今日は、イェール大学で人気の「天才」をテーマにした講義の一般公開動画から、仕事にも役に立つ、「天才から学ぶべきこと」について考えていきたいと思います。

先に一番重要なところを述べてしまうと、意外かもしれませんが、IQが高い人や高学歴の人の習慣よりも「天才」と呼ばれる人たちの習慣から学ぶべきことの方が圧倒的に多いです。
なのぜ、「どうせ才能ある人にだけ通じる理屈だろう」とさじを投げず、最後まで読んでいただきたいと思います。

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そもそものイェール大学の講義とは?

実際に天才に関する講義の内容に入る前に、このイェール大学の講義について少し解説をしていきたいと思います。
講義を担当しているのは、イェール大学名誉教授のクレイグ・ライト氏で、講義では、様々な角度から「天才」とは何かということについて取り上げています。彼は少し変わった経歴を持っていて、18歳のころ、イーストマン音楽院に入学し、その後ハーバードで音楽学で修士号と博士号を習得しています。
日本だと、こういった研究は社会学者や心理学者が行うというイメージが強いですが、音楽学を通じて得た知識を活かして、非常に興味深い抗議をしているようです。

そんな彼の講義動画は、ごく一部ですが、イェール大学のホームページで視ることができます。講義の名前は「天才の習慣」というもので、天才の特徴や習慣について、非常に示唆に富んだ見解を示してくれています。
今日はこの講義をベースに話を進めていきたいと思います。

The Habits of Genius: Are You One? | Yale Alumni Academy

そもそも天才とは?

細かな講義の内容は、実際に動画を見ていただくとして、この講義でまず最初に非常に興味深いのは、ライト教授がきちんと天才の定義をしているという点です。曰く、天才とは次のような特徴を持つ人だと言っています。

The greatest significance
For the greatest number
For the longest duration

つまり、「きわめて長い時代にわたって、非常に大勢に対して、極めて強い意義を持つ人」です。
ライト教授は講義の中で、高名なチェスプレーヤーとビル・ゲイツがチェスをしている動画を見せながら、「どちらを天才というか。どちらがより強く時代に対して影響しているか」と問います。

もちろん、天才的な頭脳や天才的な記憶力を持つ人はいます。ただそれは能力であって、真に天才と呼ぶに値しないということだと思います。真に天才と言いうる存在とは、その時代に強い影響を及ぼした人を指すべきだということです。

天才の驚くべき特徴と習慣

そんな定義に該当する天才には、アルベルト・アインシュタインやモーツァルトなどはもちろんのこと、ガンジーなども含まれていると考えられます。そして、驚くべきことに、彼ら天才は、絶対的なものではなく、時代や場所、文化に強く関係しているということが説かれています。
これは定義によるものかもしれませんが、そういった天才は、高いIQを誇っているわけではなく、極めて優秀な成績を残しているわけではありません。そういったことと関係なく、多くの人から称賛され、尊敬され、時代を築いていくのだと、ライト教授は続けます。

確かに、天才を記憶力や分析力などの何らかの能力に紐づけて考えるのであれば、また違った見え方してくるのだと思います。一方で、今という時代が真に求めていて、あるいは社会が求めている人物になるためには、こういった強い影響力をベースにして考え、そういった人たちの特徴や習慣を知ることは極めて大事だと思います。

そんな天才と呼ばれる人たちは、好奇心が旺盛で、情熱的で、努力家だといいます。何にでも興味を持つことでより多くのことを学び、常に情熱的に仕事に励むことで、先人たちが成し遂げられなかった多くの偉業を成し遂げるのだといいます。
さらに、「Be the Fox」つまり、広い視野で物事をとらえて専門的になりすぎないことが重要だといいます。例えばアップルのスティーブ・ジョブズは多角的に問題をとらえ、様々なデバイスをつなげることでiPhoneという画期的な発明をしました。これは、彼が音楽プレーヤー開発の専門家であればできなかったことだと考えられます。

さいごに

聞いてみるとあっけないようにも思いますが、ライト教授の講義は非常に示唆に富んでいます。そもそも高いIQや高学歴を求めて努力するのではなく、目的を変え、多くの人たちに影響を及ぼすことを目標にすれば、おのずと生き方は変わっていきます。
その時に大事なことは、自分の殻に閉じこもることではなく、自分の外に興味を持ち、情熱的に多くを学ぼうとする姿勢だということです。世界に誇るイェール大学でこの講義が人気を博しているのは、非常に興味深いです。

ちなみにライト教授の講義内容は、つい先日、日本語で書籍化されました(この記事を書いている時点でまだ読んだことはありませんが)。講義動画は残念ながら英語なので、少し視るのが大変ですが、こういった内容がきちんと日本語で書籍化されるというのは非常に良いことだと思います。
講義動画も、重要な部分はきちんとスライドで表記されているので、概要であればつかめると思います。変わったことをしてみる第一歩としてもいいのかもしれません。

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