上司とは無能なものである
上司はほぼ100%無能
仕事をしていて一番困るのが、「上司が無能」だった場合です。
仕事の指示が的確ではなかったり、部下の仕事を理解していないため適切な評価ができなかったり、状況は様々ですがいずれにせよやっかいです。
ただ、大前提として、「上司」というものは、ほぼ必ず「無能」になります。
ピーターの法則
一般にはピーターの法則というのですが、出世をし、部下を持つことになった人は、大抵どこかで成果を上げて「有能」だと証明された場合です。
人は、「有能」だと感じたものをほかの場所でも使いたくなります。
通販番組で購入した便利グッズが、期待以上に便利だったときに、「これ便利なんだ」とどこででも使いたくなるのと似ています。
その結果、その人が「無能」になる場所が見つかるまで、いろいろな場所で使われることになります。
なので、長くその席に座ることとなり、結果として「無能な上司」が生まれます。
そのポジションにいる限りにおいて
ただ、ここで大事なことは、その上司は、「そのポジションにいる限りにおいて」無能だというのに過ぎないと言うことです。
一般に、人の上に立つ人間は、下の者に対して正直であるべきだと考えられています。
嘘は部下の信頼を失い、チームの成果を大きく下げます。
一方で、「嘘が巧い」という人は、どこかのポジションには必ず必要です。
嘘が巧い人を、誰かの上に立たせるのは間違いですが、上記のピーターの法則により、誰かの上司になってしまいます。
重要なのは、無能な上司も使いようによっては有能になり得るということです。
無能な上司の類型と対処法
継続的な出力の最大化に興味がない
このように、上司というのは無能なものですが、その類型は様々です。
最も典型的なのは、「チームの成果」「継続的な成果」というものに目がいっていないというケースです。
有能な一人の部下にすべての仕事が集中し、結果的にワンマンチームができあがったり、その延長で有能な部下がいなくなり、チーム全体の成果が大幅に低下しているケースです。
「なんとかしなければ」と思ってはいるものの、問題が複雑化しており、適切な対処法が見つかりにくいため、解決は困難です。
ただ、このケースは、「上司の」問題ではなく、「チームの」問題であることが大半です。
上司が無能であればあるほど、こういったチームができあがりやすいのは事実ですが、このような事象に陥った原因は、チームに所属する全員にあります。
このようなケースでは、問題の原因が「自分自身にもある」ということを理解することが重要です。
問題を抱え込む
また、無能な上司によくあるのが、「問題を抱え込んでしまう」というケースです。
上司というのは、往々にして年齢が高いケースが多いです。
ただ、年齢が高いからといって、一つ一つの作業は決して早くありません。
若い頃のように頑張りたいと思っている上司ほど、空回りして問題を抱えこみ、多くの問題を顕在化させる前に爆発させてしまいます。
このようなケースでは、そもそも案件の発生を上司しか知り得ない状態になっているという状態が問題です。
チームで共有するというのはもちろんのこと、チームにおいて問題になり得る案件が発生するプロセスを見直し、誰か一人だけが案件の存在を知っている状態をなくすようにすることも重要です。
シンプルに性格が悪い
最後に、シンプルに性格が悪いというケースもあります。
責任逃れやちょっとした嘘など、何気なく悪人になってしまうケースというのは多々あります。
地位が低い頃は目立たなかったかもしれませんが、地位が上がるにつれて目立つようになるというのもよくある話です。
こういったケースでは、その上司が、チームにとって害をなす存在となっています。
チーム一丸となって、その上司を排除する方法を考えるのが得策です。
より上の上司の力を借りるなど、社内政治を巧く使って排除したり、物理的に難しい場合は、仕事を回さないようにチーム一丸となって行動し、実質的に排除するというのも一つの手段です。
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