チャフとは?
コーヒー豆を包む薄い皮
チャフとは、コーヒー豆を包む薄い皮です。
精製の際に大部分は除去されますが、表面に残っていることが多く、焙煎時の熱で剥がれます。
特に無害ですが、焙煎のときにチャフが飛び散ると、後の掃除が大変ですし、豆の表面に焦げたチャフが付着していると、見栄えもよくないです。
焙煎都度除去or水洗い
なので、コーヒー豆を焙煎するときは、チャフが出るごとに息を吹きかけ、チャフを除去するのが一般的です。
もしくは、生豆の段階で水洗いをし、表面を削るようにして除去することも考えられます。
乾燥したまま除去する
水洗いのデメリットを回避
ただ、都度除去するのは面倒ですし、水洗いはデメリットもいくつかあります。
水洗いすると、全体に熱が入りやすいので、焙煎が綺麗にできやすい一方で、なんとなく味気ないような感じがすることが多いですし、少し独特の香りが発生することがあります。
こういった水洗いのデメリットを回避するための方法として、乾燥したままチャフを除去する方法があります。
糠の除去と同じ
それは、容器に豆を入れて、すりこ木で何度も突くことです。
チャフはコーヒー豆表面の薄い皮です。
これは、お米の表面の糠と同じようなものです。
なので、300gほどの豆を容器に入れ、すりこ木で100回ほど強めに突くと、表面の皮が剝がれていきます。
研磨するようなイメージなので、容器の底に黄色い粉がたまっていると、除去できている証拠です。
果たして味は?
このように、事前除去した豆は、チャフが飛び散ることが少なく、焙煎しやすくなります。
水を含んでいないので、少し焙煎にコツがいりますが、独特の香りも出ず、コーヒー本来の旨味を残したまま焙煎することができます。
また、焙煎中にチャフがコーヒーの溝に詰まることも無く、都度除去する場合よりチャフを綺麗に除去した状態での焙煎をすることができます。
チャフが除去されている分、ドリップの際に水分が豆に残らず、コーヒーが落ちる速度が速くなりますが、全体的にクリアで雑味のない味わいになります。
かといって水洗いの場合のときに感じた味気なさもなく、全体的にバランスの取れた味わいになります!
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