【経営企画って何?】中小企業と大企業での違いとは?

仕事術
  • 会社の中で最も何をしているかわからないと言われる経営企画部、企業規模別の業務の違いについて解説します
  • 企業規模に合わせた適切な業務内容を知ることで、会社のあるべき姿を適切に決めることができます
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なぜ業務内容が異なるのか?

経営企画の役割

経営企画と呼ばれるセクションは、企業規模の差によって大きく異なります。

営業などは大きく異なることはありませんが、特に経営企画においてそのようなことが起きる理由は、その役割によるものです。

経営企画は、「経営とそれ以外の人たちとの架け橋をすること」にあります。

例えば近視眼的になりがちな現場の人たちに対して経営の想いを適切に伝達したり、現場の状況を把握して適切な経営判断をするために必要な情報を集めたりすることが主な業務です。

企業規模が異なると、経営とそれ以外との距離が異なるのは当たり前。したがって、経営企画の業務内容は企業規模に大きく左右されます。

経営との距離感の違い

このように、経営企画は、経営とそれ以外の人たちtの距離感の差によって大きく業務内容が異なります。

例えば、創業間もない企業であれば、そもそも従業員と経営との距離が極めて近く、経緯企画というもの自体不要です。

これに対して、大企業になればなるほど、経営とそれ以外の人たちとの距離が広がり、且つ利害関係人も増えるため、業務の幅が広がっていきます。

企業規模別業務内容の違いは?

小規模企業:~数十人

具体的に経営企画の存在が必要になってくるのは、10人を超え、就業規則を作らなければならなくなり、徐々にワンマン経営者一人では管理が難しくなっていく頃です。

この頃から数十人規模クラスまでの企業での経営企画の主な役割は、経営のアシストです。

このレベルだと、多くの決裁はまだ経営者がすべて判断しています。

このときに必要な法務の視点財務の視点を的確に盛り込み、経営判断に必要な情報を集めることが主な役割です。

時には多忙な経営者に変わって、社内の一体感を高めるための各種施策の実施などが求められることもあります。

このクラスの企業に必要なのは、経営が持っていない視点を持つ専門家としての力です。

中規模企業:~数百人

徐々に企業規模が大きくなり、100人を超えるくらいになってくると、徐々に法務や財務の機能が気鋭企画から切り離されていきます。

そうなってくると、真の専門家としての視点は経営企画には不要になってきます。

経営と専門知識を持った人をつなぐような「翻訳家」としての力量が問われることが多くなってきます。

また、適切な権限委譲のあり方を案が得たり、組織体制のあり方を考えたりすることが求められてきます。

会社全体を見渡し、広い視点でバランサーとして業務遂行していくことが求められます。

大規模企業:千人単位~

さらに企業規模が大きくなっていくと、適切な権限委譲が進み、企業を運営すうための各機能の専門セクションや責任者が増えていきます。

CxOと呼ばれるような人たちが増え、テクノロジーならCTO、財務ならCFOが決定権を持つようになってきます。

このレベルになってくると、経営企画の役割はさらに大きく変わり、大きな組織の中での歯車の一つとしての性格が強くなっていきます。

それでも専門知識は必要で、財務や戦略的法務、会議体運営の事務局業務など、「経営が特に力を入れるべき」と感じていることを確実に遂行する力が求められます。

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