良い焙煎の基準
均質な焙煎
一般に、コーヒー豆は、均質に焙煎されているものが良いとされています。
逆に、たとえどれだけいい品質の生豆を使ったとしても、焙煎の仕方で美味しくなくなってしまうこともしばしばあります。
一般に、焼きムラがあるということは、豆の一部分だけに強く火が当たりすぎている状態です。つまり、一部焦げているということです。
炭化してしまい、えぐみや余分な苦味が出てしまいますし、香りも本来コーヒーが持つものとは異なる種類のものになってしまいます。
チャフの扱い
また、コーヒーを焙煎していると表面のシルバースキンがはがれ、チャフと呼ばれる皮が飛び散ります。
チャフ自体は焙煎後にざるに入れるなどして飛び除けばよいので、味に大きく問題はありませんが、やはり後片付けが大変です。そういった掃除をすることで、せっかくのコーヒータイムが台無しになってしまうこともあるかもしれません。
事前に洗っておくという方法もありますが、やはり多少はチャフが出てしまうというのも事実です。
アウトドアコーヒーはまた別
もちろん、こういった問題を、そのまま受け入れるというのも一つの方法です。
例えばアウトドアの際にコーヒー豆を焙煎する場合などは、焼きムラの雑味も含めて楽しむことができることも多いですし、屋外であればチャフが飛び散っても後片付けはあまり必要ありません。
一方で、毎回コーヒーは外で飲むというのも現実的ではありませんし、やはりムラができにくい方法やチャフが飛び散りにくい方法は必要になります。
直火式ホットサンドメーカー
焙煎の方法
その一つの解決策が、直火式のホットサンドメーカーを使うという方法です。
やり方はいたって単純で、生の豆をホットサンドメーカーに入れて直火にかけるだけです。
この時、時々揺すってあげることと、こまめに上下をひっくり返すことがポイントです。
最初は弱い火にかけ、少しずつパチパチと爆ぜてきたら、火を強くし、好みの焙煎度合いまで焙煎をしてあげるようにします。
とにかくムラになりにくい
このやり方は、とにかくムラができにくいのが特徴です。
というのも、上下を時折ひっくり返すことで、天井も熱された状態を維持することができます。
これにより、ホットサンドメーカーの中が均一に温まり、一部だけ極端に熱が加わり焙煎が進んでしまうということが起きにくいからです。
また、囲われた状態にあるため、チャフも飛び散りにくく、まさに一石二鳥です。
サイズによっては少しずつしかできないという問題はありますが、道具もこれ一つで済みますし、かなり理にかなった方法だと思います。
ある程度自分好みの状態になったら、あとは冷めるまで置いておけば、見事綺麗に焙煎することができます!
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