こんにちは。ヒトツメです。
今日は、家庭でも気軽にエスプレッソが入れられるLEVERPRESSOのレビューをしていきたいと思います。
エスプレッソとは
そもそもエスプレッソとは、微細に挽いた深煎りのコーヒー豆を充填したフィルターに、沸騰水を加圧状態で濾すことで抽出することによって得られるコーヒーの飲み方の一種です。一般的にはデミタスカップと呼ばれる小さなカップに入れて提供されることが多いですが、ミルクを注いでカフェラテにしたり、冷たい水と氷を入れて、アイス・カフェ・アメリカーノにして飲むなど、アレンジは様々です。
意外かもしれませんが、コーヒー豆は、深煎りにするほどカフェインの量は少なくなっていきます。なので、酸味が強い浅煎りより、苦味が強い深煎りの方が、カフェインの量は少なくなります。エスプレッソの場合、加圧しながら一気に抽出するので、さらにカフェインの量が少なくなるといわれています。
なので、夜飲んでもカフェインの作用で眠れないということが起きにくく、カクテルに使われることもよくあります。イタリアのカフェ・コレットというカクテルは、エスプレッソにガラッパやブランデーを少量入れて、ホイップクリームを浮かべて作ります。
- エスプレッソは深煎りの豆を微細に挽いて使用する
- 加圧したお湯を通すことで抽出を行う
- コクと苦味が出る一方で、性質上カフェインの量が少なくなりやすい
家庭用と業務用の違い
このような特徴があるエスプレッソですが、淹れるためには、一定の加圧をする必要があります。したがって、業務用のエスプレッソマシンは、加圧機が内蔵されており、非常に大掛かりな仕組みとなっています。したがって、業務用のエスプレッソマシンでは15気圧程度という非常に高い圧力をかけることができ、また、毎回安定した味を出すことができます。
一方で、非常に高額で、安くても30万円程度、高ければ100万円以上の値段がするものもあります。
少し前までは、エスプレッソマシンといえば、このような業務用のエスプレッソマシンが大半でした。似たような濃いコーヒーを淹れるための道具として、イタリアのマキネッタと呼ばれる道具がありますが、こちらは、「モカ」という飲み物を淹れるための道具で、クレマと呼ばれる、エスプレッソ特有の泡の層を作り出すことはできません。
最近では、技術の発達により、手動で9気圧という高い圧力を掛けながらエスプレッソを淹れることができる家庭用のエスプレッソマシンが増え、比較的簡単にエスプレッソを楽しめるようになってきました。
特徴としては、業務用程高い気圧を掛けられず、手動なので味が安定しにくい一方で、小さく、安価で、丸洗いもしやすいといったところです。
LEVERPRESSO
そこで今回紹介するのが、LEVERPRESSOという道具です。気圧は最大で9気圧まで加圧することができ、きれいにクレマを出すことが可能です。
このように、クレマもきれいに出すことができ、非常に濃厚な味わいを出すことができます。
金属フィルターは二種類あり、加圧式と非加圧式がありますが、鮮度の良い豆を使うことができる場合は、非加圧式を使う方が、抽出の調整がしやすく、おススメです。加圧式の場合は、フィルターの下部がメッシュになっておらず、抽出口が小さいため、安定して圧力をかけることができるため、比較的鮮度の落ちた豆でもクレマを出すことができるとされています。
使い方はいたってシンプルで、細挽きにしたコーヒーをバスケットと呼ばれる金属フィルターに詰めて、付属のタンパーで押し固めて、セットし、後は加圧機にお湯を入れてレバーを下げるだけです。
コーヒー豆は、下の写真のように、一般的に極細挽きと呼ばれるくらいの粒の大きさにして、推奨より少し少なめに入れるのがおススメです。というのも、量が多いとこぼれやすく、タンパーで押し込むときにかなり粉がこぼれるからです。
加圧の時は、レバーをゆっくりと下げていきます。この時、一定の速度で下げるよう心掛け、下げ切った後も左右のレバーをしっかりと抑えて、圧力が下がらないように抽出をしていくと、きれいにクレマを出すことができます。
さいごに
このようにして抽出したエスプレッソは、もちろんカフェラテなどにアレンジしてもいいですが、個人的にはそのまま飲むのが一番おいしいと思います。ただ、これだけだと非常に苦いので、甘いチーズケーキやパウンドケーキ等、しっかりとした甘みのあるものと一緒に飲むと相性が良いです。
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