こんにちは。ヒトツメです。
今日は以前ご紹介したコーヒーの焙煎に関連して、オーブンでコーヒーを焙煎してみた結果についてレビューをしていきたいと思います。
実際に直火でコーヒーを焙煎すると、なんだかんだで面倒ですし、チャフも飛び散ります。
毎回このやり方だと時間がかかって仕方ないですが、直火焙煎に近い味を手軽に出したいと思って試行錯誤してみました。
使用した道具について
まず最初に、使用した道具ですが、こちらの、Aladdinのグラファイトトースターを使って焙煎に挑んでみました。
もともとは食パンを焼くことを目的に購入したものですが、料理にも使えたり、何かと便利に使っています。もちろん、食パンをこれで焼くと、前評判通り、外はサクッと中はふんわりと焼けるので、非常に気に入っています。
このトースターは、立ち上がり0.2秒という驚きの速さで発熱するため、食パンを焼く際に余分な熱が入らず、余計に水分を蒸発させることがありません。なので、中をふんわりとさせたまま、表面だけをサクッと焼くことができます。一回で最大4枚まで焼くことができますし、付属のグリルパンを使えば、炊き込みご飯やパエリアも作ることができます。
なお、コーヒー豆の焙煎のための道具ではないので、今回の方法は結果を保証するものではないので、その点はあらかじめご了承ください。
焙煎方法
最大の注意点は温度
次に、焙煎の方法についてですが、手順はいたって簡単で、洗ったコーヒーの生豆を、グリルパンに入れて蓋をし、焼くというだけです。
このとき、最大の注意点は温度で、200度を超える温度で焼くと、短時間で焦げて炭になってしまいます。なので、温度は必ず190度~200度というのを守る必要があります。炭になるだけならいいのですが、炭になった豆が発火し、トースターの庫内の温度が上がりすぎる、といった可能性もあるので、温度は必ず守っていただくようにお願いします。
まずは15分焼いてみる
そこで、メモリの時間いっぱいの15分間・190度で焼いた状態がこのような感じです。
焼いた後軽く混ぜていますが、庫内から出すと、どうしても手前の焙煎度合が低くなってしまいます。これは、トースターの構造上、どうしても手前の温度が扉から逃げてしまうのが原因です。そのため、やはり一回で焼き切ることは難しく、適度に混ぜながら、焙煎を進めていく必要があります。
さらに15分焼いてみる
まだまだ焼きの状態としては初期段階なので、さらに190度で15分焼いてみたのが次の写真です。
この段階だと、少しずつ爆ぜが始まっており、庫内からパチパチという音が聞こえてきており、焙煎度としては、「浅炒り」の2~3歩手前といった具合でした。焙煎の度合いもそこまで大きなムラはなさそうでしたので、ここから網に移してチャフを取り除き、あとはお好みの焙煎度になるまで、時折様子を見ながら、190度~200度で焼いていき、完成となりました。
出来栄えは
出来栄えとしては、総合的に見て悪くない、という印象でした。やはりチャフが飛び散らないため、後片付けが楽というのが最大の特徴です。直火焙煎に近いので、香りもしっかりと残っています。一方で、蓋をしており、狭い庫内で熱を入れているため、豆独特の青臭い香りがどうしても籠ってしまい、豆に残っているように感じました。
豆の風味が残っているというと、聞こえはいいですが、少しクセがあるので好みが分かれるできあがりになったかなと思います。
僕自身、試行錯誤をしていく中で、豆を炭の状態にしてしまい、少し危ない思いをしたこともありました。実際にオーブンを使って豆を焙煎する場合は、必ずそばについて様子を見ながら行い、事故などの内容に細心の注意を払っていただくようお願いします。
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