【ビジネスハック!】ストレスと向き合うには?

仕事術
  • 仕事などをしていると必ず発生するストレスとの向き合い方について考えます
  • そもそも人は何故、どんなときにストレスを感じるのか?という観点から、ストレスとの向き合い方や発散の方法について考えていきます
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ストレスとは何か

ストレスは必要??

ストレスというと、マイナスイメージが強く、無い方が良いと考えられがちです。しかし、ストレスは、人間が生きていくために必要な機能だと考えられています。

もともと人間は、狩猟採集をして生活してきました。
そういう生活においては、身体に危険が発生することもあれば、必要に迫られて戦ったりすることがあります。そういった「非日常」の瞬間において適切にホルモンを分泌させ、適正な心身の状態を作り出すことができなければ、生き残ることができません。
ストレスは、そういった生存のための仕組みによる、一つの現象だと考えられています。

実際、厚生労働省では、ストレスを「外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態」と表現しています。
必ずしも不必要なものではなく、生きていくうえでの自然な現象として、ストレスは存在します。

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どのような場合に起きるか?

上記の通り、ストレスは「緊張状態」を言います。ただ、ここでいう「緊張」とは、必ずしも心臓がドキドキするような状態だけを指すわけではありません。

例えば本を読んでいるとき、そのまま読み進められればいいですが、ページの端まで来ると、捲って次のページの先頭に目を移す必要があります。このような「状態の変化」のときに脳は緊張状態を生みます。

これには、脳が「非常に怠惰」な器官であるということが影響しています。
脳は人体の器官の中でも、特にエネルギー消費が激しいため、常に省エネ状態にあります。本を読み進めるとき、ただただ字を追うだけでよければ、そのまま字を追い続けていたいと考えます。
ところがページの端まで来ると、「捲って目線を移す」という今までとは違ったことをしなければならなくなります。
この瞬間、脳を緊張状態にもっていくため、ホルモンが分泌され、ストレスを感じます。
ストレスを感じなければ、「捲って目線を移す」ということさえ、できなくなってしまうわけです。

本のページを捲って目線を移すくらいなら、確実に実現できるのでいいですが、仮にここでそれが上手くいかないと、ほかの方法を考えなければなりません
この時、脳はさらに緊張状態に追い込まれ、強いストレスを感じます。

  • 状態の変化が生じるとき、脳は緊張状態に陥り、ストレスを感じる
  • 状態の変化に対して、対応しようとしてもできなかった場合、さらに強い緊張状態を生み出し、強いストレスを感じる

ストレスとどう向き合うか?

多少のストレスは無視する

このように、ストレスとは、生きていくために必要な機能の一つです。
なので、多少のストレスとは、共存の必要性があります。

先ほど挙げた例のような、本を読む際に捲って目線を移すといった程度の行為によるストレスは、無視するべきです。
これを改善しようとするために、努力をしても、費用対効果が薄いです。

コントローラブルな解決策を考える

ただ、現代社会は、変化が激しく、本のページを捲って目線を移す程度のストレスだけを感じて生きていくことはできません。
日々環境は変化し、様々な人と会い、仕事をこなしていく必要があります。そういった中で、必要以上のストレスを受けるというのは、ある意味不可避的な問題です。

ただ、こういった場合、問題をコントローラブルなものアンコントローラブルなものに切り分けるというのは、非常に有効な手段です。

例えば口が悪いイヤな上司がいたとして、その人の性格を変えようと努力するのは、多くの場合奏功せず、意味を成しません。
こういった問題に直面すると、人間はできないはずの努力をして、より強いストレスを感じます。

例えば、性格さえ変えてしまおうと提言するような方法がこれにあたります。
ただ、たいていの場合うまくいかず、さらに思い悩むことになってしまいます。

こういう場合は、思い切って、その上司と距離を取る方法や、自分の立ち位置を工夫するなど、自分でできる範囲の努力のみするべきです。
場合によっては、転職を考えるなど、逃げることも選択肢の一つに入れるべきです。
こうすることで、対応策の成功率が上がり、余計かつ強力なストレスを回避することができます。

適切な発散の方法を考える

このように、考え方次第でストレスは大きく低減することができます。
ただ、知らず知らずのうちに、大きな変化がストレスをもたらし、心身に不調をもたらすというのは、往々にしてよくあることです。

そういう場合を回避するための発散の方法を決めておくことも重要です。
あれこれ試してうまくいかなくてさらに悩んでしまうというのも、あまりよくないことです。

たまにお酒を飲んだり、ゆっくりお風呂に使ったり、美味しいものを食べたり。自分なりのストレス発散方法をきちんと準備しておき、余計なことを考えないということです。
ある意味これも、「逃げ場を作ってコントローラブルな解決をする」というものの一環ともいえるかもしれません。

正しく向き合うこと

このように、ストレスというものは、生きていくうえで必要なものである一方で、考え方次第で過度に発生させ、自分を追い詰めてしまうものです。
正しい知識を持って向き合うことで、余計なストレスを抱えず、うまく現代社会を生き抜いていくことが重要です。

ただ、自分で解決できる場合も多いですが、解決できないという人も多いのが現状です。
管理職の場合は特に、また、管理職のポジションになくても、アンコントローラブルな問題に頭を抱えている人がいれば、うまく問題を転換し、ストレス低下のために手を差し伸べてあげられるよう、自分自身がストレスを抱えないように生きていくというのも、重要かもしれません。

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