条件付き書式とは?
名前の通り、「条件を満たした場合に書式を変える」機能
Excelの条件付き書式とは、一定のルールに従って、書式を自動で変更してくれる機能です。
ホームリボンから、条件付き書式を選択し、「新しいルール」というところを押すと設定ができます。
この時に入れる条件式がTRUEの場合に、指定した書式設定を自動で反映させることができます。
例えば、「A1:G10」を対象として、「B列が100以上の場合」に、その行を黄色くしたい場合、条件式のところに「=$B1>=100」と入れ、書式設定の塗りつぶしを黄色にしてあげると可能です。
集計データを見やすくする
このような機能を使いこなせれば、集計表の罫線を見やすく簡単に入れることが可能になります。
詳しくはこちらの記事で解説しているの、是非確認してみてください。
表示を変えるためだけの機能ではない!
対象先だけの表を作る
例えば大量のデータの中から、一定の条件に該当する行だけを絞って表示させたい場合に、この条件付き書式の機能を使うと便利です。
通常、そのような場合、次の図のように、COUNTIF関数を用いて、フィルターをかけるための列を作るのが一般的です。
D2に入っている式をD6まで引っ張ると、D2とD4だけに「1」と入り、D列にフィルターをかけることで、A株式会社とC合同会社の行だけを表示することができます。
ただ、このやり方だといちいちD列の式を下まで引っ張る必要がありますし、式が大量に入ることになるので、Excelファイルが重くなってしまいます。
条件付き書式+フィルター
そこで、A列に対して、「=COUNTIF(F:F, A1)>0」という条件で黄色にする条件付き書式を入れます。
するとこのように、2行目と4行目が太字になります。
あとはフィルター機能で、黄色くなっている部分だけ表示するように設定してあげれば、思った通りの結果が得られます。
このように、条件付き書式を使うことで、Excelファイルを肥大化させることなく、指定した対象先だけを簡単に抜き出す機能を付けることが可能です。
あとは対象先一覧を更新してあげれば、いつでも好きな条件で結果を得ることができるというわけです。
コメント