FILTER関数とTEXTJOIN関数
フィルター機能より便利なFILTER関数
今回解説するのは、FILTER関数とTEXTJOIN関数の便利な組み合わせです。
FILTER関数は、フィルター機能での操作をそのまま関数にしたようんもので、フィルター機能より便利な機能が盛り込まれています。
TEXTJOIN関数とは
一方のTEXTJOIN関数は、一定の配列に関して、配列の中身をくっつけて、文字列として返却する関数です。
例えば、A1からA3セルに、「1」「2」「3」と入っている場合、「=TEXTJOIN(“、”, TRUE, A1:A3)」とすると、「1,2,3」と返却されます。
一つ目の引数が配列同士の間の結合しで、第二引数は空白セルを無視するかどうか、第三引数に配列を入れます。
配列を扱う場合には是非覚えておきたい関数です。
便利な使い方
報告書を便利に作成する
これらの関数を用いると、報告書の作成などが一気に便利になります。
前回同様、このようなデータがあるとして、例えば、「営業2部」がどの科目の費用を使ったかを文章で報告しなければならないとします。
通常は目で見て「交通費、接待費、その他」と入れていくという作業を行います。
これを、FILTER関数とTEXTJOIN関数を用いると、次のように関数を入れれば一発で出すことができます。
=TEXTJOIN(“、”,TRUE,FILTER(C:C,(B:B=”営業2部”)))
重複がある場合は?
このように、FILTER関数とTEXTJOIN関数を用いると、報告書用の文言を簡単に集約することができます。
ちなみにこの時、重複があった場合、例えば「交通費、交通費、接待費、その他」という出力になってしまうことが想定されます。
こういった場合は、FILTER関数にUNIQUE関数を重ねてあげると、重複が削除されるので、思い通りの結果が出力されます。
入力の仕方は次の通りです。
=TEXTJOIN(“、”,TRUE,UNIQUE(FILTER(C:C,(B:B=”営業2部”))))
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